この衣装はヴィヴィアン・ウエストウッド、帽子はビヨンセからインスピレーションを得ました。ビヨンセは「フォーメーション」のミュージックビデオで、とても大きな黒い帽子をかぶっていました。ウェールズらしさを出すために、それに少し装飾を加えてみました。
ボディスーツは伝統的なウェールズの女性の衣装ではありません‐1800年代には誰も着ていなかったと思います。そしてブーツは、セクシーさを少しだけ加えるためのものです。
私は群衆の中で目立ちたいのです。分かるでしょう? ナショナル・アイステズボッドのドルイド僧たちは、みんなお揃いのローブを着ています。ラインストーンを加えてもいいんじゃないかと思います。輝きがあった方がいいでしょう。いつか、もう少し目立つようにスパンコールの生地を試してみてもいいかもしれませんね。


私はロンダ渓谷の頂上にあるトレオルキー(Treorchy)で育ちました。いつも良い友人に恵まれ、父と母からは素晴らしい教育を受けました。でも、学校はちょっと大変でした。いじめに遭ったこともありました。渓谷で育つ中で、他の人と違っていると、周りの人々はそれをはっきりと伝えてきます。
自分のセクシュアリティを受け入れるのは難しかったです。というのも、私が自分がゲイだと気づく前に、周りの人たちのほうが先に知っていたからです。私は大学進学でカーディフに引っ越して、それ以来ずっとここにいます。ロンダ渓谷に対して悪い感情はまったくありませんが、カーディフにいるほうが自分らしくいられるのです。
TikTokはロックダウン中の暇つぶしでした。アパートに閉じこもって、他にやることもなかったのです。TikTokは楽しそうだし、やってみようと思いました。ちょっとした面白いスケッチを作って、それを動画にしてアップする。そういう感じで、数年間はそれが私の生活になっていました。
初めて『ル・ポールのドラァグ・レース』を観たとき、その世界にすっかり魅了されました。当時は、ちょっとした“ボーイ・メイク”をしていたんです。夜遊びに出かける時は、少しファンデーションを塗ったり、アイライナーを引いたりしていました。でも『ドラァグ・レース』を観始めて、「ああ、もう半分出来ているんだから、もうちょっと試してみよう。アマゾンでウィッグを買って、ワードローブでブラウスを手に入れて、着てみてどうなるか見てみよう。」と思いました。
Catrin Feelingsナショナル・アイステズボッドのドルイド僧たちは、もう少しラインストーンを加えてもいいかもしれませんね。
何年もの間、それはただ自分のためにやっていたことでした。ステージに立ってパフォーマンスするなんて思ってもいませんでした。そうしたらロックダウンが始まり、人々がオンラインでドラァグの恰好やパフォーマンスを披露し始めました。そこで私は、カトリンがどんな存在になれるかを試し始めたのです。ロックダウン後、彼女は何回かギグの機会をもらって、今では順調にやっています。毎週末、仕事が入って、生活費も稼げるようになりました。
カトリンはエリスにはできないようなことを、たくさんできるのです。ドラァグショーに行くと、いじられたり、下ネタを聞くことを期待しますよね。だから、私がカトリンを演じる時は、限界に挑戦したいと思っています。エリスは「自分の発言には気をつけないと。」と感じるけれど、カトリンは「気にしない。やりたいことをやって、しかもそれでお金も貰うんだ。」と思っているのです。
エリスとカトリンが出会ったら仲良くなるでしょうか?絶対にうまくいくと思いますよ!カトリンは少し無茶をしてるように聞こえるかもしれませんが、実際にはむしろ渓谷の母親的な存在なのです。エリスのことをしっかり見守っています。もし何かトラブルが起きたら、カトリンが最初に一発ぶん殴るでしょう。彼女は息子をしっかり守っているのです。彼女はちょっと生意気かもしれませんが、息子の面倒を見るためにそこにいてくれるのです。
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