文化的で海岸沿いのウェールズ西部には、第2の都市であるスウォンジーがあります。古代の伝説は現代の創造性を刺激し、カラフルな海辺の村は英国にある数か所の最高なビーチにつながっています。 ウェールズ西部の地域には、カーマーゼンシャー、ニース・ポート・タルボット、ペンブルックシャー、スウォンジーがあります。

海で

英国サーフィンの発祥の地の1つであるガウアーのスランゲンニスで波に乗りましょう。ペンブルックシャーはまた別のパイオニアで、その険しい崖は、岩をよじ登り、眼下に打ち寄せる波に飛び込むアドレナリン満タンのスポーツ、コースティアリングに最適なコンディションです。また、海岸線を間近で探索したい場合は、ペンブルックシャーで素晴らしいシーカヤックを楽しむことができます。

セント・デイヴィッズの近くでコースステアリングをする男性のグループ、ペンブルックシャー
ペンブルックシャー海岸沖でシーカヤックをする人々
コースステアリングとシーカヤック、ペンブルックシャー

自転車で

スラネスリのミレニアム・コースタル・パーク内の風光明媚で交通量の少ない小道は、自転車で探索するのに最適です。海岸沿いのナショナル・サイクル・ルート4を辿ると、カーマーゼン湾とガウアーの景色に加え、スラネスリの野鳥でいっぱいのワールド・ワイルドライフ・トラストのウェットランド・センター、マキネス湾の黄金の砂浜、バリー・ポートの可愛らしいマリーナの風景などを楽しむことができます。

ミレニアム・コースタル・パスを巡るサイクリストたち
上空からみたミレニアム・コースタル・パ―ク
ミレニアム・コースタル・パ―ク、ウェールズ南部

出航する

ペンブルックシャー沖のラムジー島スコマー島へ、航海の冒険に出かけましょう。イルカやネズミイルカ、アザラシ、パフィン(および他の多くの海鳥)を含む、豊かで多様な海洋野生生物を見学しましょう。

スコマー島のツノメドリ、ペンブルックシャー
スコマー島の景色、ペンブルックシャー
ツノメドリとスコマー島の景色、ペンブルックシャー

パーク・ライフ

英国で唯一の沿岸国立公園を持つペンブルックシャーが、「魔法と魅惑の地」という中世の描写を今も保っているのは、当然のことと言えます。島々、険しい崖、ひっそりとした入り江、賞を受賞した砂浜に加え、サンダーズフットや、キャンディカラーの港の家々が並ぶテンビーなどの美しい海岸沿いの町があります。

ハーバービーチの眺め、テンビー、ペンブルックシャー
テンビーハーバー、ペンブルックシャー

緑と金

「ウェールズの庭園」として知られるカーマーゼンシャーは、海に向かって水脈を広げながら流れるティウィ川の水を引いています。その風景には、国立植物園(National Botanic Garden)アバグラズニー(何世紀も続く「時を忘れた庭園」)などの緑の空間や、ウェールズで最も長いカーマーゼン湾の砂浜などがあります。

ウェールズ国立植物園の温室内部
アバーグラスニー・ガーデンズ、カーマーゼンシャー
ウェールズ国立植物園とアバーグラスニー・ガーデンズ、カーマーゼンシャー

街と田園

壮麗なガウアー半島に足を踏み入れる前に、海沿いの街スウォンジーを探索してみてください。英国で最初に特別自然美観地域に指定された、ギザギザの石灰岩の崖、変動する砂浜、ビーチ、塩辛い塩性湿地を持つ多様な海岸線は壮観です。

ペンブルックシャー海岸国立公園の景色
ペンブルックシャー海岸国立公園を歩く人
ペンブルックシャー海岸国立公園を歩く人

生活の一部

最も広範囲で重要な産業の1つとして、ウールはウェールズの歴史に編み込まれています。美しいタイヴィ渓谷にある国立羊毛博物館(National Wool Museum)で、ウールにまつわる様々なストーリーを学びましょう。ウェールズのウールを世界に販売しているフィッシュガード近郊にあるメリン・トレグウィント(Melin Tregwynt)では、現代風にアレンジしながらも、その伝統が続いています。

聖なる都市

そびえ立つ大聖堂(ウェールズの守護聖人に捧げられた)の存在のおかげで、セント・デイヴィッズは英国最小の都市として公式に認定されています。今なお、英国で最も重要な聖地の1つであり、世界中の巡礼者を魅了しています。セント・デイヴィッズの見事な半島の自然環境と、リラックスしたカフェ文化、アートの雰囲気も大きな魅力です。

聖デイビッド大聖堂の眺め、ペンブルックシャー
聖デイビッド大聖堂、ペンブルックシャー

ヘビー級の遺産

ストーンヘンジで使用されたのと同じペンブルックシャーの「ブルーストーンズ」から作られた、ペントレ・イヴァン(Pentre Ifan)の先史時代の埋葬室から始めましょう。そして次に、カーマーゼンシャーの険しい岩山に建つロマンチックなカレッグ・ケネン(Carreg Cennen)や、チューダー朝最初の君主となったヘンリー7世の生誕地である不朽のペンブルック城などの沢山の城の1つに浸ってみてください。

カレグ センネン城の景色、カーマーゼンシャー
ペントレ・イファン埋葬室、ペンブルックシャー
ペントレ・イファン埋葬室とカレグ・センネン城、カーマーゼンシャー

地元の勇士

ディラン・トマスはスウォンジーで生まれ育ちました。スウォンジーには、彼の記憶に捧げられたビジター・センターと、現在は博物館になっている彼の実家があります。次に、静かな海辺の町ラーンに移動して、彼がいくつもの著名な作品を書いた場所であるボートハウス(Boathouse)に立ち寄りましょう。

 

ディラン・トーマス・ボートハウス、ローワーン、カーマーゼンシャー
ディラン・トーマスの執筆用の小屋の内部、ローワーン、カーマーゼンシャー
ディラン・トーマス・ボートハウスと執筆用の小屋、ローワーン、カーマーゼンシャー

インサイダーズ・ガイド

  • 熱風を感じましょう。カーマーゼン近郊にあるウェールズ国立植物園のハイテクな目玉である巨大な涙型の温室の中の気温は熱帯です。

  • 数々の賞を受賞しているビーチ。ガウアーの先端にあるロッシリは、考え付く限りでほぼ全ての「ベスト・ビーチ」賞を受賞しています。ガウアーにある他のビーチもとても素晴らしいです。
  • ペンブルックシャーの南海岸にほど近い、ボッシャーストン湖、海の彫刻が施された「ウェールズの緑の橋」、そしてスタック・ロック、この3つの目を見張るような景色をお見逃しなく。
  • スウォンジーのスタイリッシュなマリーン・クウォーターにある国立ウォーターフロント博物館で、300年にわたる産業と革新の歴史を旅しましょう。
  • ナルベルスを知りましょう。独立したブティックと、ファンキーでグルメな雰囲気のあるかつては静かだったペンブルックシャーのマーケットタウンは、今では国際的な買い物客のパラダイスになっています。

関連情報

モンマスシャーとブレコン運河に浮かぶボート

緑豊かな中心部

ウェールズ中部は、ウェールズでも特に豊かな緑に恵まれた中心部に位置します。ケレディジョンの海岸線沿いの透き通った海、輝かしい港、隠れた入り江から、赤アカトビでいっぱいの空、にぎやかなマーケットタウン、ドラマチックな丘の散歩道に変わります。